16歳少女墓石撲殺事件

偽装結婚の末にトラブル、戸籍上の夫が妻殺害

2003年10月1日、千葉市若葉区の墓地で飲食店アルバイトの石橋裕子さん(16歳)が焼死体で見つかった。

犯人として夫の石橋広宣(22歳)と共犯の少年4人が逮捕された。

犯行の経緯や動機

被害者の裕子さんは中学三年生で部活を引退してから不良グループと付き合うようになり、犯人の広宣と出会う。そして裕子さんは高校1年生で自主退学、カラオケでアルバイトをしていた。

広宣は高校1年生で恐喝事件を起こして少年鑑別所に送致され、18歳で結婚するもコンビニ強盗事件で少年院に送致され離婚。出所後に復縁して一児を授かるも生活に困窮し、妻へ度重なる暴力を振るった。その後別の女性と出会い妻と離婚。

新車を購入したいが借金故にローンが組めないことから、偽装結婚して妻側の苗字を名乗り、名前と戸籍を変更することを考えて女性に偽装結婚を持ちかけるが断られる。そして偽装結婚の話を裕子さんへ持ちかけた。

裕子さんは給与面の不満から水商売で働くことを考えていたが、未成年のため結婚して民法上の成人になることを考えていた。

2003年7月、裕子さんと広宣は偽装結婚。裕子さんはキャバクラで働き始めた。しかし広宣は結婚の見返りとして裕子さんに金銭を要求、裕子さんは最初のうちは支払っていたが諍いが起きるようになった。

更に裕子さんは家族に偽装結婚が発覚することを恐れて広宣へ離婚を求めるが断られ、偽装結婚を警察に通報すると話し、詐欺事件の執行猶予中であった広宣は執行猶予の取り消しを恐れて裕子さん殺害を決意した。

広宣は以前に窃盗事件を起こした仲間の少年4人に対し、裕子さんが自分たちの起こした窃盗事件を通報しようとしていると騙り共犯にした。

2003年10月1日午前3時頃、広宣と少年4人は千葉市若葉区の墓地駐車場でハンマーを用いて順番に裕子さんを殴打した上に、墓石用の石材を裕子さんの顔に叩きつけて殺害した。

その後裕子さんの遺体に火をつけ逃走。午前7時10分頃にジョギング中の男性が遺体を発見した際には未だ燃えており、上半身は炭化していた。

事件発覚後には広宣は自らに疑いがかからないよう警察に偽の情報を提供し、マスコミのインタビューにも被害者を装って答えていた。

警察が裕子さんと広宣の偽装結婚や、事件前に広宣が大量のライターオイルを購入または万引きしていることを調べて広宣と共犯の少年4人を逮捕。

広宣は犯行を否認していたが、共犯の少年4人が自供したことで広宣も犯行を認めた。

判決とその後

2005年2月23日、千葉地裁によって広宣へ無期懲役が言い渡され、控訴するも4月19日に取り下げたため確定した。

共犯の少年のうち殺害と遺体損壊に加わった3人は5年から10年の不定期刑に、遺体損壊には加わらなかった1人は3年半から7年の不定期刑となった。