船戸結愛さん(5歳)虐待死

2019年10月

目黒の品川児相の船戸結愛さん虐待死事件

減ることはあっても撲滅することのできない虐待死事件。

毎年どの時期でもニュースで見ることが多く、良識のある方だと例外なく心を締め付けられていることだろう。

そして2018年3月に目黒区で起きた船戸結愛(5歳)さんが殺されてしまった事件も同様である。

ニュースを見ていた方の中には子供らしく可愛い文字で書かれた悲痛な日記を見て、思わず目をつむってしまった方もいるだろう。

では何故そのような事件を未然に防ぐことができなかったのであろうか?

振り返る度に辛さを覚えることもあるが、これ以上悲しい事件が起きないためにも本記事では事件概要を追いながら詳しく説明していく。

事件概要

船戸一家は元々香川に住んでおり、事件発生一か月前に目黒へと引っ越してきていた。

2016年8月25日の香川に住んでいるころから、「泣き声がひどい」との通報、そして同年12月25日には「子供が外に出されケガをしている」などの通報もあり一時保護をされている。

その後も虐待により数回一時保護をされているが、最終的に香川在住時には結愛さんが嘘をついているなどの理由から保護は見送られている。

2018年1月27日に東京の目黒区へ引っ越し。引っ越し後も調査は行っていたが、品川児童相談所に引き継ぎをして対応は軽くなった。

そして2018年3月2日体力衰弱などの理由もあり肺炎によって死亡。

実際は日常的な暴力での虐待を悟られないため父親である船戸雄大(34歳)が故意的に行った犯行である。

その証拠に遺体からは170にも及ぶ傷が見られ、頭などにも多くつけられていた。

また母親の船戸優里(27)はそばにいたが雄大容疑者に脅されていたため、守ることができていなかったと供述している。

どうして防げなかったか

今回の事件では虐待の可能性を認識していたのにも関わらず起きてしまっており、児童相談所間や市での認識のズレがあったため正しく対処することができず防ぐことができなかった。

また母親が夫から子供を守る覚悟がなかったことも理由としてあげることができ、直ちに訴えることができていれば防ぐことができていただろう。

そしてあまりにも似た事情による虐待死が多いため、この事件をきっかけに育児に関する法律が新設されている。

これからの課題

今後は法律による虐待の抑制がどれほどできるかが課題となり、同時に虐待自体の罪の重さをしっかりと理解して置くことが重要となる。

また近くに助けを出せる存在がいるのであれば、例え脅されていても警察などの力を借り守っていくことができる意識をもっていてほしいところだ。