高知県・川村嘉寛さん(15歳)のイジメ自殺

「僕のことは永遠にわすれてください」のメモを残し。

27年9月1日、高知県南国市立中3年の男子生徒(当時15)が「僕のことは永遠にわすれてください」などと記したメモを残して自宅で自殺した。

男子生徒の両親は、平成29年8月4日、文部科学省で記者会見し、生徒の氏名が川村嘉寛さんだと公表した。

正幸さんは公表の理由について、「嘉寛が15年間、しんどい思いをしながらも毎日、頑張って生きていたことを知ってもらいたい」と話した。

いじめ防止対策推進法に基づき南国市教委が設置した第三者調査委員会は平成29年2月にまとめた報告書で、廊下で何者かにすれ違いざまに蹴られたことなど3件をいじめと認めたが、いじめや家庭のしつけ、我慢強い性格などを挙げ、「複合的な要因が自殺の準備状態を促進した」と結論付けた。

これに対して、遺族は第三者委の議事録開示を請求したが、市教委は議事録を作成していないとした。

自殺の原因はいじめ以外にもあったと結論付けた南国市教育委員会の第三者調査を不服とし、調査委員会の解散と再調査の必要性を訴えた。

両親は同日、文科省に教委側への指導を要請。文科省は「高知県教委を通じ、南国市教委には両親の思いを踏まえて対応を検討するよう求める」と回答した。

父親の正幸さん(49)は会見で「調査結果はいじめについて未解明な部分を残している。若い命が絶たれたことを、真摯に受け止めていない」と述べ、市教委が第三者委の議事録を残していないことなども問題と強調した。

高知・南国市長、中3自殺の再調査要請3度応じず

2015年に自殺した高知県南国市立中3年の川村嘉寛さん(15)について、いじめが直接的な原因ではないとした第三者委員会の報告書は不十分として再調査するよう求めた川村さんの両親に対し、平山耕三市長は2018年4月13日、「再調査を必要としないという判断をした」との回答書を手渡した。両親の要請は3度目で、これまで全て認められていない。

父親の正幸さんは記者会見し「長男の死は市にとって何の役にも立たないという判断。残念でならない」と話した。

両親は2018年3月、市長と市役所で面談し、市が選んだ弁護士や精神科医らで構成された第三者委員会ではなく、遺族が推薦する人物を委員に加え、新たな第三者委を設置するよう要請した。

回答書は「調査は中立・公平な委員により適切な方法でなされている」と結論付けた。