木更津市議殺害事件

2019年10月

地元の名士一族に起きた異変。不詳の娘婿が逆恨みで義父を殺害。

2019年3月9日午後7時22分から午後8時50分頃までの間、岡山市に住む無職の男性(以下、Aといいます)が、千葉県木更津市内のマンションに立ち入り、同マンション12階の一室 に住む同市議会議員の男性(以下、Vといいます)の頭部をハンマーで殴り、包丁(刃渡り21.1センチ)で胸や腕を複数回刺して殺害した殺人事件です。AはVの娘婿。

午後8時50分頃、Vさんと夕食後外出先から帰宅したVの妻が玄関先で倒れている血だらけのVを発見し110番通報しました。

通報を受けた警察官がマンション付近の防犯ビデオ映像を確認するなどして犯人の特定を進めていたところ、Aは、翌10日、東京都内にいたところ警察官に逮捕されました。その際、Aは犯行に使ったと思われる包丁、ハンマーを所持していました。

犯行動機は?

Aは「Vを恨んでいた。」などと話しているようです。また、Vはマンションの管理人に「Aをマンション内に立ち入らせないように。」との指示を受けていたとのことで、AとVとの間に何らかのトラブルがあったものと推測されます。

Aは、昨年、Vから木更津市議の後継者に指名されていたものの撤回されていたようです。しかも、Vは地元支援者にもその旨説明していたようです。

一説によると、AがVを殺害した動機の一つとして、突然、指名を撤回されVの後継者になれなかったことを恨んでいたからではないか、と言われています。

他方で、VからAへのプレッシャーがあったからではないか、とも言われています。上記のとおり、Aは、当初Vから将来を見込まれ政治家としての後継者候補に選ばれていたのです。

また、Aは、事件当時は、Aの妻、つまりVの娘との間で離婚調停中でした。妻との話し合いを進める中で、V側から何らかの圧力やプレッシャーを受けていたのかもしれません。

逮捕のその後

Aは、逮捕後の勾留期間中、3月26日から事件当時の刑事責任能力を調べるために鑑定留置されています。そして、鑑定後、Aは殺人罪、住居侵入罪、銃刀法剣類所持等取締法違反(刃物携帯の罪)で起訴されています。

今後、裁判を通じて、Aの犯行動機が明らかになってくるかもしれません。今後の裁判の行方に注目です。裁判は千葉地方裁判所で開かれる予定です。