神戸中3いじめ自殺隠蔽事件

2019年10月

市教委が「いじめ隠蔽」指示を認める。

神戸市垂水区で2016年に市立中学3年の女子生徒が自殺し、いじめに関するメモが隠蔽(いんぺい)された問題で、当時の校長に隠蔽を指示した市教育委員会の首席指導主事が4月12日夜、問題の発覚後初めて遺族の母親と面会し、謝罪した。

市教委によると、遺族の要望を受け、約1時間半にわたって面談。首席指導主事は面談の冒頭で、「私の軽率な判断でご心労をおかけして申し訳ない」と母親に謝罪した。いじめをうかがわせるメモについて、「当時の校長と自分で出さないと判断した」と説明したという。

「辛かったが、知りたい」

「(描かれたのは)中2やと思うんです。2、3歳の頃から絵を描くのが大好きで」(女子生徒の母親)

やさしく微笑む少女の絵、中学2年生の時に描かれた自画像だ。少女はこの絵を描いた翌年、自ら命を絶った。2016年10月6日、神戸市垂水区の川で市立中学3年の女子生徒が遺体で見つかった。

何回も校長先生とか担任の先生とかに聞いたんですが、何もわからない、気づかなかったと。話を生徒の方から聞かせてもらったり、娘の辛かった学校生活の話を聞くことは本当に辛かったですし、でもそれでも知りたかった」(女子生徒の母親)

自殺の4日後、母親は仲が良かった複数の同級生から「学校でいじめがあった」と伝えられた

「悪口を広められる、服装が気持ち悪いとか顔面凶器なんていうあだ名とか、それを聞こえるように男子生徒が言っていたと」(女子生徒の母親)

このあと、神戸市教育委員会はいじめを調査する第三者委員会を設置したが、そのメンバーは教育委員会の付属機関から集められ、いわば身内で作られた組織だった。そして自殺から10か月後のおととし8月、第三者委員会は、いじめがあったことは認めたものの、「自殺の直接の要因ではない」と結論付けた。この報告書を受け取った母親は…

「この報告書を受け入れられないです。多くの同級生が聞き取りに応じてくれたりしたのに、それがちゃんといかされてない