小金井ストーカー殺人未遂事件

芸能人女性がファンに刺され、警視庁の対応に避難集中

東京都内の私立大学に所属して芸能活動を行ってた冨田真由さん(20歳)は、自称ファンの岩崎友宏(27歳)からSNSでストーカー被害にあっていた。

2016年5月に東京都小金井市のライブハウスで冨田さんは岩崎からナイフで刺され重体となった。

傷害容疑で逮捕された岩崎は殺意を認め、殺人未遂と銃刀法違反で起訴された。

犯行の経緯や動機

犯人の岩崎は2013年にも芸能活動をする10代女性のブログに脅迫的な書き込みを行い警視庁から呼び出されていた。

冨田さんは東京都内の私立大学に在籍してシンガー等の活動をしていた。

岩崎は京都府京都市右京区に在住する会社員で、Twitterで冨田さんに対する好意を書き込んでいた。

2006年1月から冨田さんにTwitter上での接触を試みるが返信はなく、腕時計を贈るが返送される。同月22日から書き込みが過激化していった。

冨田さんは警視庁武蔵野警察署に相談するが、ストーカー事案ではなく一般相談として処理された。

更に冨田さんの母親が京都府警察に相談、警視庁に相談するよう伝えられた。

2016年5月21日、岩崎は小金井市のライブ会場で冨田さんを待ち伏せて接触。

午後5時5分、冨田さんは岩崎を無視して警察へ通報した。それに激怒した岩崎は冨田さんと口論になった末に頚部等20ヶ所に渡りナイフで刺した。

冨田さんは110番緊急通報登録システムに登録していたため、警視庁は位置情報を確認せず冨田さんの自宅に警察官を派遣。目撃者の通報があり1分45秒後に現場へ到着。岩崎を傷害容疑で現行犯逮捕する。

犯行後、岩崎は自ら119番通報している。

搬送された冨田さんは心肺停止状態となり意識不明の重体であったが6月3日頃に意識を取り戻した。神経損傷による後遺症が残っている。

岩崎は動機としてSNSで無視されたことやプレゼントを返却されたことを挙げている。

岩崎が犯行時の殺意を認めたことで、殺人未遂と銃刀法違反で起訴された。

判決とその後

2017年2月20日から東京地方裁判所立川支部で行われた公判で岩崎は起訴内容を認め、論点は事件の計画性に置かれた。しかし岩崎は殺意と計画性共になかったとして供述を翻した。

被害者である冨田さんの意見陳述では岩崎が声を荒らげたことで退廷を命じられた。

検察側は懲役17年を求刑、同月28日に岩崎は懲役14年6か月の判決を下された。弁護側が控訴するも3月29日に取り下げて確定した。

2019年7月10日、冨田さんと母親は警視庁を管轄する東京都や所属していた事務所等に対して約7600万円の損害賠償を求める裁判を起こした。