三重県鈴鹿市20歳年下夫殺し事件

息子の同級生と結婚した女、不倫の末に夫殺害

2018年5月13日、三重県鈴鹿市で解体作業員の横山麗輝さん(25歳)が殺害された。

スナック経営の妻、富士子(46歳)と不倫相手の無職、上山真生(30歳)が逮捕、殺人と暴行の罪で起訴された。

犯行の経緯や動機

富士子は4度の離婚をしており、以前から借金を繰り返し、金を貸してもらえなくなると男性と関係を持ち、恋人名義で限度額まで借金をしていた。また、それが発覚してトラブルになっていた。

相手は横山さんと同級生の息子の知り合いがほとんどであった。横山さんとも金銭をめぐる喧嘩が絶えず、その時期に上山と付き合い始める。

2018年2月、富士子と上山はLINEで、離婚の話していて殺してまいそう。また上山は、富士子が殺るなら俺がやると返信していた。富士子は横山さんと離婚して上山と再婚したいと話した。

慰謝料を払わず、恨まれないよう、横山さんから離婚を切り出させようとしたが横山さんに不倫が発覚。横山さんに上山を殺すとキレられたため、殺害を決意した。

同年4月、横山さんの死亡保険金を4800万円から6000万円に増額し、ネットで請求方法を検索していた。

5月13日、三重県鈴鹿市で上山が横山さんの首を延長コードで絞め殺害。同月13日午前6時頃、富士子の息子が遺体を発見した。

横山さんの葬儀では泣き崩れる姿を見せた。

横山さん殺害から約10日後、横山さんの親に電話で遺産を放棄するよう申し入れている。

警察に対して富士子は、自身が経営しているスナックから午前5時頃に、横山さんは車に乗って自宅に帰ったと説明した。しかし付近の防犯カメラに、横山さんの車を上山が運転し、横山家方面に車を走らせる映像が残っていた。

同年7月24日、三重県警により富士子と上山は逮捕された。

また、殺害前に麗輝さんを自宅で襲ったとして、富士子容疑者の実母の同市、無職、横山愛子容疑者(69歳)が殺人未遂の疑いで逮捕されている。

判決とその後

2019年5月8日、津地裁で上山の裁判員裁判が開かれた。

法廷で上山と顔を合わせた富士子は、検察から今でも上山のことが好きか問われると頷き、償って二人で一から頑張りたいと語った。

しかし上山は供述を一転、首を絞めたのは自分でなく富士子と証言。一方の富士子は首を絞めたのは誰か問われ、上山であると証言した。

地裁はどちらの犯行か言及せず、上山に懲役14年の判決が言い渡された。

同年7月17日、富士子の裁判員裁判が開かれた。上山が突発的に犯行に及び、止めることができなかったと証言。しかし道理にかなっていないとして、上山の犯行を認めた上で富士子に懲役15年の判決が言い渡された。