郡山ガス爆発、 周辺184棟に被害!?状況は?

2020年08月

先日、死者1名と重軽傷者19名を出した福島県郡山市の飲食店での大規模ガス爆発事故ですが、爆風などによる被害を受けた周辺の建物が184棟にも上ることが明らかになりました。

これについてみていきましょう。

事故の状況は

報道された映像や画像から、今回の現地でのガス爆発の悲惨な状況が衝撃的に伝わってきますが、飲食店の建物は骨組みを残してほぼ「木っ端微塵(こっぱみじん)」の状態です。

所轄の郡山署と同本部は店舗跡の現場検証を行っていますが、同店舗のガスが事故があった7月30日の前日(29日)夜以降に何らかの理由でガスが充満して引火し、爆発したとみて同店を業務上過失致死傷の疑いで捜査を本格化させました。

当該店舗ではこの爆発により鉄骨造り平屋の店舗約164㎡が全焼しましたが、その近隣では多くの事業所や住宅、学校、病院などで窓ガラスが割れたり壁が壊れるといった、爆風や振動による被害を確認しました。

方角的には東西方向への被害が大きく、東に約500m離れた建物でも損害が出ていました。

問題点と今後の対応は

現場検証は同署と同本部が総務省消防庁の協力を得て実施・検証を続けていますが、平成30年に実施した立ち入り検査の際、同店では消防法令上の防火管理者を選任しておらず、火災時の避難手順細目を定める消防計画も策定していなかったことを明らかにしています。

同店のフランチャイズチェーン本部によれば、当時この店ではガスこんろを交換するための工事が行われており、死亡した店員や下請け業者が作業後店を出ていますが、死亡した店員は爆発当日に一人で店を訪れ、爆発の発生時刻とほぼ同時刻に警備システムを解除していました。

所轄ではなお事故原因の究明に努めていますが、被害が甚大なため、全容判明には長期化も予想されています。

まとめ

・福島県郡山市の飲食店で大規模ガス爆発、周辺184棟に被害

・爆発の原因はガス漏れによる引火

・当該店舗では法令上の管理責任体制が未整備

大規模ガス爆発で大きな事件に発展した福島県郡山の飲食店の事故ですが、周辺の多くの施設に「もらい事故」ともいえる大きな影響を与えたようです。

所轄の調査によれば、当該店舗では遵守すべき法令上の責務を果たしていなかったことが明らかとなり、大きな問題点といえる状況です。

今後も事故原因の徹底究明を進めていただくとともに、このような事件が今後発生しないような対策を検討していただきたいものです。

最後までお読みいただきありがとうございました。