佐世保小6女児同級生殺害事件

2020年3月10日

小6少女は、些細な喧嘩から同級生の少女をカッターで殺害した。

佐世保小6女児同級生殺害事件とは2004年6月1日に長崎県佐世保市の市立大久保小学校で起きた、小学6年生の女子児童が殺害された事件です。学校内で起きた事件であり、かつ犯人が当時小学6年生の同級生であったことから大きな注目を集めました。

犯行の様子

2004年6月1日に加害者の女子児童は被害者の女子児童を学習ルームに呼び出し、カーテンを締めてから被害者を床に座らせました。加害者は手で被害者の視界を封じつつ、持っていたカッターナイフで首を切りつけて殺害。死因は出血多量によるもので、傷の深さは10センチと首の骨が見えるぐらいまでに達していました。また加害者は被害者が死亡したのを確認するため、切りつけたあとも15分間は犯行現場にとどまっていたとされています。

動機

動機は被害者が自身のウェブサイトで、加害者の悪口を記載したことがきっかけとされています。「言い方がぶりっ子」だなど加害者の悪口をインターネット上で書き込みをしており、それを知った加害者は被害者のパスワードを入手して書き込みを削除、ところが被害者がまた悪口を書き込んだことにより殺意を抱いて犯行に及んだとされています。

同時に加害者の状況も考慮する必要があります。

女児は事件よりかなり以前から、ホラー小説『ボイス』と小説『バトル・ロワイアル』のファンでした。

事件を起こす4カ月前には『バトル・ロワイヤル』の小説を同級生に貸し出しており、また大石圭の『呪怨』にも興味を示し、父親に買ってもらいたいという発言をしていました。そして、それらのホラー小説などの影響は、加害女児の現実における行動にも現れるようになっていきました。

また、加害者は受験勉強のために地域のミニバスケットボールクラブを引退しており、自身が安心できる場所がインターネットしかないという状況に置かれていました。実際に加害者はこの頃から些細なことから逆上し相手に罵詈雑言を浴びせたり、持っていたカッターナイフを振り上げたりなど、精神的に不安定な様子をみせています。

佐世保小6女児同級生殺害事件での裁判結果

事件の審判は長崎家庭裁判所にておこなわれました。3ヶ月におよぶ精神鑑定をおこなわれた結果、2004年9月15日裁判所は「国立きぬ川学院」という栃木県さくら市にある国立児童自立支援施設に加害者は送致することを決定しました。

その後

「国立きぬ川学院」で過ごすことになった加害者はその後、問題行動を起こすことも反抗的態度を見せることもありませんでした。2008年の春に同施設の中学校を卒業。同時に児童自立支援施設を退所することになり、その後の所在は不明となっています。

また被害者の父親の部下であり、毎日新聞記者の川名壮志さんは、事件の取材内容をもとに「謝るなら、いつでもおいで: 佐世保小六女児同級生殺害事件」という書籍を出版しています。

佐世保小6女児同級生殺害事件が社会に与えた影響

事件が起きた動機がインターネット上でのトラブルであったことや、事件が起きたあとインターネット上で一部の人たちから加害者がアイドルとして祭り上げられていたことから、インターネットモラルの教育見直しが叫ばれるようになりました。

また、加害者が小学生であったこの事件がきっかけとなって少年法が改正され、少年院の収容年齢が12歳以上となりました。