「そうだ!ボーナス中を通常時にしちゃえ!」奇才が作り上げたパチスロ「ルパン三世 世界解剖」の解説

2020年07月

「ルパン三世 世界解剖」

5.9号機時代、有利区間の追加、天井なし、スロット界の暗黒期に突如としてオリンピアから登場した「ルパン三世 世界解剖」

最大の特徴は有利区間無しの当時最速の純増5.0枚という出玉スピード。

天井もついていて5.9号機の悪い所を全て払拭し、更に出玉スピードも破格の数値となっている。

今回はこの「ルパン三世 世界解剖」がどのようなシステムで実現し、この業界に衝撃を与えたのかを解説していきます!(人気はなかった)

「まさに奇才。世界解剖システム」

万年設定1に居座る男ことえびをはこのような開発者が頭をひねりにひねって作り出す新しいシステムが大好物です。

定められた規則のもと何年も新しいパチスロを作り続けるということは常にできること、できないことが研究され続けると言う事です。

そんな中で全く新しい常識を覆すようなシステムを搭載したこの「ルパン三世 世界解剖」を私は全力で褒めてあげたい、褒めちぎってあげたい。

売れなかったけど。

ではこの世界解剖システムをサクッと説明します。

「通常時がボーナス中、当たってる時が通常時」

なんてこった・・・扱いが逆だぜ・・・。

そんな奇抜な世界解剖の仕組みを解説していきます。

「世界解剖システムの仕組み」

ぶっちゃけた話「通常時をボーナス中に閉じ込めよう!」なんて発想自体は色んな開発者が大昔からあったはずです。

この世界解剖システムの一番評価すべき点はこのシステムの実現方法にあります。

「MBのマニュアルジャックに閉じ込める」

MBとはミドルボーナス、実は法律で定められているボーナスは全部で5つ、それぞれに性能が違います。

ミドルボーナスは俗称で、正式な名前「第二種特別役物に係る役物連続作動装置」。性能は第二種特別役物、つまりCBの作動確率をいくらでも変えていいよ!というものです。

そしてそのCBが入賞役、つまりベルなどを引っ張ってくる性能です。

このMBはジャグラーのレギュラーボーナスなどで使われています。

しかし一般的なMBの使われ方といえばメダルを出すもの、ただそれだけですが世界解剖は違いました。

「MBに入りはするけどCBの確率は低くするで!だからボーナス中だけどメダルは減るぜい!」

なんてことだ・・・しかも

「MBに閉じ込められているから他のBBとMBを受け付けないぜい!代わりに通常時はめちゃくちゃ良いMBが当たるから純増5枚で増えていくぜい!」

つまり閉じ込める用のボーナスメダルを出す用のボーナスを2つ用意し、閉じ込められていればメダルが払い出されるボーナスが抽せんされない、閉じ込められていなければメダルの出るボーナスが当たりまくって純増5枚のスピードで増えていく、というわけです。

現在MBがこのように減る性能を持っているのはこの世界解剖のみです。多分。

「RBがこのゴミMBをループさせる」

このMB中に抽せんしていいボーナスはRB、CB、SBの3つと規則で定められています。

RBとはいわゆるレギュラーボーナスで、8回の入賞、または12回の遊技で終了と書かれているボーナスです。

こちらもベルなどの確率を上げられるボーナスです。

そして世界解剖の最も評価すべきなのはこのRBの扱い方です。

まず前提として大当り中である通常時は3枚で遊技すればメダルの出るMBに当たる。しかし2枚掛けで遊技すると閉じ込めるMBに当せんしてしまうような設計にします。

そして閉じ込められているMB中にRBに当せんします。

するとMB作動終了→RBスタート

となります。RBが終われば当然通常時に戻るわけなんですが、このRBなんと2枚掛け!

なんと最終ゲームでリプレイを引いてしまった場合強制的に2枚掛けが装填されます。

そして2枚掛けのまま通常時を回してしまうと閉じ込める用のMBが超高確率で成立することになるのでゴミボーナスに閉じ込め続けるシステムが出来てしまうわけなんですね。

なのでRBの最終ゲームに入賞役を引いて、ちゃんと3枚掛けで回さないとメダルが増えないようにできています。

なぜこのようにボーナスを沢山扱わないといけないのかというと、有利区間を搭載したくなかったからです。

有利区間は指示機能を持っているもの、つまりナビを扱う機種は必ず搭載しなければいけませんでした。

しかしボーナスのみでナビを扱わない世界解剖はこの有利区間を搭載していませんでした。

よって3000枚を超えても強制終了せず出玉が増え続けられます。

そして天井をつけることも可能でした。

当時は天井を付けてはいけなかったので、あたらなければひたすら吸い込み続けていましたが世界解剖の通常時に閉じ込めているMBは253枚の払い出しで終了します。

なのでその払い出しが終了するとともに真の通常時に復帰し、三枚掛けで回せるようになる、これを実質の天井として恩恵を受けられるようになりました。

そして純増枚数を爆速にできました。

当時は純増枚数は2.0枚まで!と定められていましたがAタイプは例外でした。そしたらジャグラーのビックを消化するだけでも10分以上かかってしまいます(笑)

世界解剖は純粋なるAタイプです。しかし20枚ほど払い出すボーナスが高確率で当たるので純増ととらえれば5.0枚となってもなんら問題ありません。

今回は長い説明になってしまいましたがよく考えられた素晴らしいシステムだとつくづく思います。

人気は出ませんでしたが確実にパチスロ業界のレベルを押し上げました。

この発想力たるや恐ろしいものです。

では今回はここまでです!それでは!