セブンイレブン東日本橋1丁目店店長・長男自殺事件

コンビニ経営厳しく長時間労働、店長病死によりドミナント戦略に疑問

2019年、本部より2月末に閉店を知らされたセブンイレブン東日本橋1丁目店の店長である齋藤敏雄さん(62歳)が失踪、その後遺体で発見された。

一時は自殺と見られて誤報道が相次いたが病死または自然死と発覚。

コンビニエンスストアの経営戦略等が問題死されることとなった。

自殺の経緯や動機

2010年、齋藤さんはセブンイレブン東日本橋1丁目店をオープン。

契約前には日販約70万と伝えられていたが、実際の日販は30万円であり、話が違うため辞めたいと本部に伝えると違約金が1500万から2000万円かかると返ってきた。

更に近距離に複数店舗を出店するドミナント戦略により2013年、齋藤さんの店舗から約100メートルのところにセブンイレブンの別店舗がオープンして利益の減少や従業員の取り合いが発生。

齋藤さんが閉店するまでの間に、店舗から約200mの範囲にセブンイレブンの別店舗が4店オープンしていた。

2014年、齋藤さんの長男(19歳)が夜勤明けに自殺。金銭面から高校を中退して母の出身地である韓国の高校を卒業、帰国後に大学進学の資金がセブンイレブンへの送金に使われていたため進学を断念、店舗で勤務していた。

2018年には生活苦を理由に齋藤さんの家庭は別居となり、人手不足から長時間労働をしながら売れ残りのコンビニ弁当を食べる生活を続けていた。

更に齋藤さんは心臓の持病や糖尿病があり勤務中に緊急搬送。人手不足を理由に早急な職場復帰をした。

2019年2月末、セブンイレブン本部より3月での閉店を知らされた齋藤さんは閉店後に齋藤さんは生活保護を受けながら一人暮らしを続け、更に死んで家族に保険金を残そうと北海道に失踪。

3月23日、妻から組合へ相談。また4月15日には妻より、ドミナント戦略の弊害を訴える記者会見が開かれた。

7月11日、失踪していた齋藤さんの遺体が発見された。

判決とその後

7月19日から店の跡地に近隣住民らによって献花台が作られ、齋藤さんが自殺したとする文書などが置かれ、誤情報が流れた。

またテナント契約が切れることから、ビル管理会社やセブンイレブン本部は献花台の移動を求めている。

司法解剖の結果によると死因は病死及び自然死であり、急性虚血性心不全の疑いがあるとされている。また自殺が疑われるような異常は見られていない。