新宿・渋谷エリートバラバラ殺人事件

2019年10月

動機は不倫!?DV!?女モンスターの犯した凶悪犯罪の真相

新宿・渋谷エリートバラバラ殺人事件の概要

新宿・渋谷エリートバラバラ殺人事件とは、2006年(平成18年)12月に東京都新宿区、渋谷区ほかにて、切断された遺体が見つかった殺人事件、死体損壊、遺棄事件です。

12月16日、東京都新宿区西新宿の路上で、ビニール袋に入った上半身だけの遺体が発見されました。

そして、12月28日、渋谷区内の空民家の庭で下半身のみの切断遺体が発見され、2つの遺体のDNAが一致し、被害者は外資系不動産投資会社に勤務する三橋祐輔さん(当時30歳)と判明しました。

当初は、歌舞伎町付近という土地柄、被害者は外国人で暴力団関係者や中国系マフィアによる抗争事件と見られていました。

しかし、13日後の2007年1月10日、死体遺棄の疑いで三橋歌織(当時32歳)が逮捕。被害者の妻であったことが分かったのです。

逮捕後の妻の供述から、東京都町田市の公園で頭部を発見。手首はゴミと一緒に捨てたと供述しています。若い女性が遺体をバラバラにするという何とも悍ましい事件として有名です。

犯行の動機と経緯

2002年11月頃、2人は知り合い同棲を始め、翌年3月に結婚しています。この時歌織は妊娠しており、妊娠がきっかけで結婚に至ったと裁判で証言しています。

しかし、経済力のない夫に不安を感じ、同年3月上旬に堕胎。歌織は夫からドメスティックバイオレンス(DV)を受けており、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症しているとも供述しています。

一時、DVから逃れる為にシェルターと呼ばれる保護施設にも非難。また、お互いに不倫相手がいたことも明らかにしています。

犯行は2006年12月12日の早朝に行われました。

就寝中の祐輔さんを中身の入ったワインボトルで殴り殺害。その後遺体を切断したのです。

妻は隠蔽工作までしており計画性のある犯行と判断せざるを得ない状況でした。事件発覚前の12月15日には祐輔さんの捜索願まで出されていたということですから、巧妙に、且つ夫への悪意が前面に出ている犯行といえるでしょう。

判決とその後

初公判は2007年12月20日、東京地方裁判所で開かれました。お互いの不倫相手が証人として出廷するという前代未聞な裁判が始まったのです。

焦点となったのは、やはり三橋歌織の精神状態。犯行当時は心神喪失状態で責任能力はないと弁護人は無罪を主張しましたが、2008年4月28日、計画性があり隠蔽工作を行っているなど、責任能力を認めるかたちで懲役15年の判決が言い渡されました。

被告側は控訴し精神鑑定が行われましたが、完全責任能力を認める鑑定結果が採用され、2010年5月、被告側の控訴を棄却し同年6月29日、までに上訴権を放棄した為、懲役刑が確定しました。

この裁判は、裁判員制度導入を踏まえたモデルケースとして注目を集めたことでも知られている殺人事件です。