杉並一家放火殺人事件

2020年09月

妻や父親との口論の末、一家全員を殺害し、放火して逃亡。

杉並一家皆殺し放火事件とは1986年11月8日に東京都杉並区井森で起こった身内の4人を絞殺、後に放火した事件である。

幼い子も焼死体として発見されている残忍な事件であり、犯人自体に目立った異常がないことから人間の恐ろしさを覚えさせられる事件でもある。

なので本記事では同様の事件が起きないためにも杉並一家皆殺し放火事件を事件概要などから説明していく。

事件概要

1986年11月3日犯人R(29歳)は娘の教育関係のことで妻の香芳(27歳)と口論になり、妻から娘は他の男とできた子だと言われ逆上し首を絞めて殺害。

また近くで寝ていた娘の玲(2歳)さんもそのまま絞殺している。

その後父親の正之助(69歳)に犯行を打ち明けるが、父親からはお前は自分の子ではなく内縁の妻である笠井せつ(65歳)と浮気相手だった男の子だと冷たくあしらわれ錯乱。

果物ナイフで刺したあとに腰紐を使って絞殺している。

そして別室にいた内縁の妻も絞殺している。(長男は交通事故によりすでに他界)

1986年11月8日未明に東京都杉並区のR宅で上記の4人に灯油をかけ放火。

4人が焼死体となって発見された。

警察は解剖の結果「死因は絞殺」だとわかり放火された可能性を考え、Rが行方不明になっていることと父親の預金通帳から1300万円が抜き出されていることがわかり全国指名手配とする。

翌日の11月9日午前仙台市内でナンバープレートが折れ曲がった車を不審に思い挙動不審な態度から怪しいと感じた警察は交番で事情聴取。4人を殺したと自供し逮捕となった。

動機・経緯

妻との口論で自分の子ではないという言葉に逆上して犯行に及んでいる。

また父親も同様に自分の子ではないと冷たくあしらわれ殺害し、教えてくれなかった内縁の妻も同様に殺害した。

火をつけたのは1300万円を盗んでいたこともあり隠蔽工作と思われる。

Rは同年に車を運転中、路上に飛び出してきた子どもを避けるためにハンドルをきり河原に落下して頭を強打しており「逆行性健忘症」と診断されている。

しかし一時的に記憶がなくなる程度で自意識、暴力性の増加などはないのと言われているので関係性は不明となっている。

判決

Rへの判決は無期懲役となっている。

また検察側が死刑を要求していたが棄却されている。

その後

現在も服役していることになり今後出所することはない。

動機では父親と血縁関係ではないと言われていたが、その後血液型などを調べたところ法医学的に親子関係であることがわかっている。

感情的になると人間は何をするかわからないことが浮き彫りになった事件なので、同様な事件が起きないためにも自制心を持つと共に抱えすぎないよう適度に発散することが重要になる。