東電OL殺人事件

2019年10月

エリートOLの二面性が露わになった事件!予想される犯人像に迫る

東電OL殺人事件の概要

東電OL殺人事件とは、1997年(平成9年)3月19日に、東京都渋谷区円山町にあるアパートの1階空室で、東京電力の幹部社員だった渡辺泰子さん(当時39歳)が殺害された未解決事件です。

泰子さんはエリートOLでしたが、昼の顔とは異なり、夜は渋谷のホテル街で売春をしていたという情報から、マスコミ報道が過熱。世間に知れ渡る事件となりました。

警視庁は、泰子さんの客のひとりを逮捕。有罪判決を受けましたが、のちに冤罪と認定され無罪判決となったのです。最終的には未だ解決していない謎の多い事件として知られています。捜査は2019年10月現在も続けられています。

犯行の経緯と被害者の人物像

泰子さんの死因は絞殺で、死亡推定時刻は3月8日深夜から9日の未明にかけてとされています。

5月20日、泰子さんの住むアパートのオーナーが経営するネパール料理店の店長であった、ネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリ(当時30歳)が被告人として逮捕されましたが、後に無罪。事件の真相は迷宮化してしまったのです。

仕事が終わった泰子さんは、渋谷の109で化粧直しをし、円山町へと向かいます。道玄坂地蔵の前で彼女は毎晩佇み、男性に声をかけていたといいます。泰子さんは1日4人というノルマを課していました。

この日、「クリスタル」というホテルに入っています。(現在はそのホテルはありません。) 22時16分にチェックアウトした2人は男性を見送り、その後は神泉駅へと進んでいきました。

泰子さんは、終電までには済ませて、近くの神泉駅から自宅があった永福町まで電車に乗って帰宅するという生活が彼女の掟だったのです。

その日は、まだ終電まで時間があったからなのか、道玄坂まで戻っていることが分かっています。泰子さんは黒いジャンパーを着た男性と円山町へと消えていきましたが、その後事件現場の喜寿荘に入っていく2人の目撃情報を最後に今も真実は不明のままとなっているのです。

この事件では、エリートOLの「2つの顔」において衝撃を与えました。専門家によると、職場での過度のストレスが原因で不特定多数の男性と関わるようになったという見方をしています。

泰子さんは、当時、拒食症を患いガリガリの状態だったと言われていますから、かなりの仕事の重圧が彼女に圧し掛かっていたのでしょう。

犯人像とその後

事件に結びつく真犯人情報はいくつかあるようです。

泰子さんとは接点のない豊島区巣鴨で彼女の定期券が捨てられているのが発見されたのです。この場所は、当時イラン人やバングラディッシュ人が多く暮らしていた地域でもあります。

捜査員は、巣鴨にいた外国人男性に目を付けていたと伺えます。

また、泰子さんは原発の危険性を指摘する報告書を作成し、内部告発しようとしていたようで、原発推進派の東電幹部の圧力があり命を奪われてしまったともいわれています。東電幹部が実行犯を雇ったという見方です。これが真実ならドラマのような事件ですね。

当然、泰子さんには、不特定多数の知り合いがいたことは確かですし、容疑者も数えきれないのでしょう。何らかのトラブルがあってもおかしくない生活を送っていたことは間違いありません。